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治療について

治療の流れと種類

手術療法とは

手術療法は、先端巨大症の原因である下垂体腫瘍を手術で切除する方法です。手術によって腫瘍を切除することで、成長ホルモン(GH)の過剰な分泌が改善されるとともに、腫瘍による周辺組織への圧迫によって生じる頭痛や視野障害などの症状を改善する効果が期待できます。
手術方法は多くの場合、鼻の穴から特殊な器具をさし込んで腫瘍を切除する方法がとられます。この方法は、脳や全身への負担が少ないことが特徴です。
下垂体手術に習熟した専門医による手術を受けることをおすすめします。

用語集

【脳下垂体(のうかすいたい)】
脳下垂体は脳底部の中心に位置する小指の先ほどの小さな器官(0.5g程度)で、脳の下面から垂れ下がるような形をしているため、この名がつけられています。さまざまな種類のホルモンを分泌し、他の内分泌器官(甲状腺、副腎、性腺など)からのホルモン分泌をコントロールする「ホルモンの司令塔」のような役割を果たしています 。脳下垂体から分泌されるホルモンのひとつに成長ホルモンがあります。