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見た目が変わるだけじゃない

先端巨大症によって起こる合併症について

先端巨大症の症状は、顔つきの変化や手足の肥大化などの見た目の変化だけではありません。先端巨大症の患者さんは、成長ホルモン(GH)の過剰分泌が続くことで、高い頻度でさまざまな合併症を生じることが知られています。
特に糖尿病と高血圧の頻度は高く、さらにこれらが悪化して心筋梗塞などのような生命を脅かす合併症を引き起こす危険性があり、治療を受けないと寿命が健常人よりも10〜15年短くなるといわれています。
ただし、適切な治療を受けることで、寿命を健常者と同程度まで延ばせることが知られており、従って早期発見、早期治療が重要です。

先端巨大症における合併症の頻度

合併症の頻度
厚生労働省特定疾患間脳下垂体機能障害調査研究班 平成15年度報告書、2003,126-127より作図

用語集

【先端巨大症(アクロメガリー)】
脳下垂体にできた良性の腫瘍から成長ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。顔つきが変わったり、手や足が肥大したりするだけでなく、高血圧・糖尿病・高脂血症を合併する可能性が高いといわれています。
【合併症】
ある病気が原因となって起こる別の病気で、必ず起こるものではありません。 例えば、糖尿病の合併症には動脈硬化や心筋梗塞などがあります。
【成長ホルモン(GH)】
ホルモンは体内でつくられている物質で、体のさまざまな機能をコントロールする働きがあります。成長ホルモンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、成長期には手足や内臓の成長を促進します。他に、肝臓や筋肉、脂肪などのさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。